2014年2月27日木曜日

Crescendo ~永遠だと思っていたあの頃~(D.O.)

田中ロミオ(山田一)氏の師匠がシナリオライターという噂です!



さて、D.O.さんと言えば「家族計画」、「加奈 ~いもうと~」、「星空ぷらねっと」などの印象が強いあろみにかですが、このCrescendoもなかなか面白いという話をききました。

最近は妹キャラが多く、姉キャラがノベルゲームでは若干少なくなっているイメージですが、本作はヒロインの一人が姉という設定でございます。


舞台は卒業式をひかえた学校で、回想を交えつつのシナリオになります。

文芸部、教室、学校の保健室、家。
ヒロイン達と過ごす最後の学園生活を描いた青春物といったところでしょうか。


シナリオのメインはヒロイン達との会話(回想を含む)になります。大きなイベントや面白いハプニングなんかはほとんどありません。
文章もギャグシーンはなくて素朴なようで、それでいてプレイヤーを引き込むような、味のある文章です。


↑にあるOPを見て頂けたら、なんとなく感じとることができると思います><


個人的に嬉しく感じたのは、ぶっとんだ性格のキャラクターがいないことです。
設定にクセのあるキャラクターはもちろん存在しますが、感情移入しやすかったです。

秀逸だと思ったのは、登場人物の心理描写です!
ヒロインのとる行動からも感じとることができますが、心情を丁寧に表現していると思います。


決してアップテンポで「楽しい」シナリオではないのですが、あろみにか的にはかなりグッドでした!!


攻略ヒロインは文芸部部長の「歌穂」、文芸部後輩の「杏子」、クラスメイトの「優佳」、保健室先生の「香織」、姉である「あやめ」になります。


さて、このクラスメイトの「優佳」はお金のために身体を売っている、という設定のヒロインです、、。
…タバコを吸うヒロインもいます。

最近の美少女ゲームではこんな設定のヒロイン、なかなかお目にかかれないと思います。

個人的にはこういう綺麗じゃないヒロインが存在しても良い気がします。
こういう点もこのゲームの醍醐味の一つだと思います。

個別ルートのいくつかは若干シリアスな展開にもなったりしますが、鬱ゲーってほどじゃないので安心してください!

私は歌穂、杏子、優佳、香織、あやめ、の順番に攻略いたしました。
正直この順番が一番良いと思います。

歌穂はとくに最初に攻略することをお勧めいたします!!
あとで攻略すると少しイメージが変わるかもです。

あっ、ちなみに私は歌穂が一番好きだったります。笑
彼女の歌声には感動しました(*^-^*)
歌穂の考え、悩み、…プレイしていくにつれて、どんどん好きになりました。



絵柄に関しては、少女漫画チックなイラストって感じです!!!
こういう絵の雰囲気大好きです!笑

もの凄くバランスが良い!…とかそういうわけではないのですが、この優しいイラストはゲームの個性の一つだと思います。
シナリオとの相性も良かったと思います。

音楽面も、激しい曲などはとくになく聞きやすかったです。
伴奏の音が耳に優しいです。



プレイして思ったことなのですが、他のレビューサイトにもあるようにシナリオが少しだけ短いかもしれません。私は綺麗に終わっていると感じたのですが、その後のストーリーをもう少し引っ張っても良かったのかもしれません。

ですが、私はこのゲームを素晴らしい作品だと思いました。
シナリオの長さとか関係なしで、昨今のゲームではあまり見受けられない独特の雰囲気を楽しめることができたからです!!




王道学園ストーリー。…でも一風変わった設定のヒロイン達。

一度プレイしてみる価値は十分にある作品だと思います!!!



ランクA-!



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