2013年8月8日木曜日

終わる世界とバースデイ(コットンソフト)

ちょっと異質な終末ノベルゲームです!!



作品の存在自体は知っていたんですが、泣きゲーだということを知りませんでした。


このブログの拍手ボタンから私へコメントを送ることができるのですが、
かなり前ではありますが、このゲームをお勧めする旨のコメントをいただきました。

その時に泣きゲーだと教えて頂きました。


それ以来、「いつかプレイしたいな」と思っていたのですが、
今回ようやくプレイすることが叶いました!!


コメント下さった方、ありがとうございます!!!!m(_ _)m
この記事を見て下さっているなら嬉しい限りです。



ともあれ、さっそく思ったことなんかを書いていこうと思います!!

まずはストーリーを簡単に説明します。


主人公である冬谷和臣は目の不自由な妹、千ヶ崎入莉と二人で暮らして生活しています。
妹とはいろいろ訳ありで、そのことを他人に詮索されたくない主人公は、
意図的に友達を作りませんでした。

唯一の友人はソーシャルネットワークごしの顔も知らない「ナル」だけです。

そんな中、塾で「ミカ」と名乗る少女に話しかけられたことがきっかけで、
主人公にリアルの友人ができます。

一方、「2012.9.29 世界が終わる」という予言がインターネットの掲示板に書きこまれ、
それを信じて恐れているミカと、予言の真偽について調査することになります。


クラスメイトでラノベ好きの柊、塾で知り合った小心者のミカ、
ネットの友人でニートのナル、目の不自由な妹入莉、
…そして主人公を含めた五人が「9.29対策協議会」をというサークルをつくって、
予言について協力しつつ調べ始めます。


…上に述べたのが、物語の冒頭部分にあたるのですが、
このゲームのシナリオ的な面白さっていうのは、ずばり様々な伏線だと思います。


・終末予言の日付である9月29日が妹の誕生日であること
・予言者である「カサンドラ」の第二の予言(交通事故)が的中していること
・個別ルートのエンディング

ぶっちゃけ疑問ばかりが残るシナリオなんですよ!!!!
だからこそプレイヤー的には話の続きが気になってしまうのです。


なお攻略順は、
入莉、ミカ、柊、ナル
が推奨されていますが、まさしくこの順番が正しいと思います。


シリアスオンリーのゲームではなくて、序盤の共通シナリオは適度に騒がしく、個別シナリオではシリアスにという構造です。

その個別シナリオなんですが、
異質極まりないエンディングです!!!!!!!

ヒロインを攻略するたびにプレイヤーの疑問が大きくなっていくのです。

一応ナルルートがネタバレになっているので、それまで色々考えまくって下さいです!笑


個別ルートは話が見えてこない疑問を感じつつも、終末のパニックにハラハラさせられます。

ちなみにどのルートも感動的なつくりになっており、
面白くないルートは一つもなくて、
ドラマチックな描写もあるので期待して良いと思います。

私は泣くことはありませんでしたが、
物語ラストの柊の食事シーンがとても印象的で好きでした。
…もちろん、各々の個別ルート最後も感動しましたです!


グラフィック面と音楽面に関しては、特別凄いと思えるところはありませんでした。


ですが、システム面に関しては中々のオリジナリティが発揮されていたと思います。
ソーシャルネットワークの画面を開いて、
ヒロイン達の日記や「つぶやき」を見ることができますです。

さりげなく「コットンソフト」の過去作のキャラがSNSに参加してたり、
そういう小ネタが私には嬉しかったです!笑


さて、最後に作品の総評ですが、ずばり展開の上手いゲームだと思います!
何かメッセージ性が強い作品というわけではなく、
伏線を散りばめたシナリオと終末という状況下だからこその感動が、
このゲームの醍醐味だと思います。

「感動要素の強い、設定ゲー」というのが一番分かりやすい気がします。

まぁ設定ゲーと言っても伏線をきっちり全て回収できているわけではありません。
謎が残ったままのこともあります(私が理解できていないだけかも)。

でも、十分納得できるレベルの内容だったので、個人的には満足です。

「最後そうなっちゃったかぁ」的な気持ちも若干ありますが、そこは気にしません!笑


王道的な学園ノベルゲームに飽きた方は、
気分展開にプレイすると絶対楽しいと思います!><


興味を持たれた方がいらっしゃれば是非プレイしてみて下さいです!



ランクA!



2 件のコメント:

  1. ご無沙汰してます、さば味噌です!

    正直、「タイトルは聞いたことがあるような…?」という程度で、当然プレイしたこともないのですが、
    これまた面白そうな作品ですねえ(^-^)
    「終末」とか「予言」とか、ついそそられちゃいます(笑)
    これは是非プレイしてみたくなりました。

    あーでも、せっかくなら2012年にプレイしたかったですね…
    記事と関係なくて恐縮なのですが、「素晴らしき日々」をプレイしたのがたまたま2012年7月頃で、当時メチャクチャ興奮してたのを思い出しました(笑)

    ともあれ、プレイ予定作品の一つに加えさせて頂きたいと思います。
    長文失礼しました。それでは!

    返信削除
    返信
    1. こんにちは、さば味噌さん♪

      「予言」や「終末」というワードが入っていると、
      「素晴らしき日々」という名作が頭に浮かんでしまいますよね。笑

      ですが今回の作品は、核となるシナリオの旨が全然違いますし、
      「すばひび」のような圧倒的なインパクトはないかもしれませんです。

      私なんぞに言われるまでもないことでしょうが、
      他のレビューサイトなんかを見ることもお勧めいたします!

      さば味噌さんの楽しいゲームライフをお祈りしております!(^^)

      削除

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