2013年7月9日火曜日

グリザイアの楽園(Frontwing)

2013年の作品です!安定のグリザイアシリーズ!



泣きゲーかと問われますと、今作品は泣きゲーでないように思います。
ですが、これまでのグリザイアシリーズを「泣きゲー」扱いしていたので、
ついでにこのグリザイアの楽園も泣きゲー扱いさせていただきますです。

私のブログ記事では珍しく、比較的新しいゲームをプレイしてみたわけですが、
ゲームって進化しているんだなぁと思いました!

ともあれ、さっそく内容について綴っていきます!

前作「グリザイアの迷宮」のカプリスの繭では、
主人公風見雄二の過去が明らかになりました。
そして現在の雄二が、過去編で抱えたトラウマの元凶と対面するというシーンで終了しました。

グリザイアの楽園はまさしくその続きとなるわけです。
話の内容を簡単に説明致しますと、

風見雄二を巡っての、
「日本政府VSテロリスト軍団VS美浜学園の生徒」の三つ巴です。

楽園だけをプレイしてみる!…なんてわけにはいかない作品なので、
未プレイの方はグリザイアの果実から順番にプレイしていきましょう!><

物語の舞台やキャラクターの設定は前作までと同様です。
…ですがここで重要なのはグリザイアの果実の後日談となる、
「現在の風見雄二とは?」だと思います。

グリザイアの果実で五人のヒロインに対してシナリオの分岐があるわけですが、
今回のストーリーでは特定のヒロインと結ばれた後の「今」ではなく、
「全てのヒロインを救済した」という設定になっています。

これはヒロイン達に対して平等な設定だと思います。
ヒロイン全員がトラウマを克服している点、主人公を愛している点、
この二点が本作品を描く上で欠かせなかったのでしょう。

…ですが、私は少し複雑な気持ちになってしまいました。
この「グリザイアの楽園」がグリザイアシリーズの総まとめになると思うのですが、
それは要するにトゥルーエンドということなんじゃないかと。

つまるところ、各ヒロインのトラウマを克服したという設定こそあれど、
結ばれた後の幸せがなかったように思えてしまうのです。

果実をプレイされた方ならお分かりでしょうが、「天音」というキャラクターのエンディングでは、
主人公と結ばれた後の、おばあちゃんになったヒロインが描写されています。
…そのシーンが私は大好きなのです。

今回のグリザイアの楽園のエンディングはそれを完全に壊してしまう内容なのです!
ノベルゲームにおいては、複数エンドは当たり前のことなのですが、
三部作だと、その三作目のエンドこそが唯一無二のトゥルーエンドであるように思えるので、
「一作目のあのエンドは何だったの?」状態になってしまいました。

私の頭が固いだけかもですが、
そういった意味では完全に納得いくエンディングじゃなかったです。

しかしながら、シナリオのテンポの良さは相変わらずです!!!
話を読み進めていくのがあまりに楽しくて、私は一日でプレイし終えました。
…全くグダらないんです!!!!

思わずニヤけてしまうシーン、ふき出してしまうような笑えるシーン、熱いシーン、
それらが大量に用意されたシナリオは絶品物だと思います!

システムも相変わらずの使いやすさです。
確か「ういんどみる」のシステムだったと思いますが(違っていたらすいません)、
キーボードの割り当てができる点は多いに助かりました!

十字キーの↑がバックログだと凄く使い安いんです(^^)

演出も凝っており、かなり臨場感があります!
最近のゲームはこういう点も凄いです。


えっと…三部作全てをプレイして私が思うことなのですが、
グラフィック、音楽、シナリオ、システム、声優の演技力、
グリザイアシリーズはどれもが秀逸なんですよね。

これほど「面白い!」という漠然とした単語が合う作品は他にないかもしれません。
その面白さとは物語の「奥深さ」や「哀愁」ではなくて、もっと少年誌的なものです。

言うなれば「普通に面白い」っていうのを、ここまできっちりされてしまうと、
それはもう十分すぎるほど良い作品なのだと私は思うのです。

迷宮までプレイした方は、是非この楽園もプレイして欲しいです!!



最後に私が個人的に感じたことを申し上げます。

…キャラ人気の高かった「一姫」と「みちる」が優遇されてるように見えました。笑


ランクA!



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