D.C.Ⅱ ~ダ・カーポⅡ~（CIRCUS）

さくらが可愛くなってます！笑

前提として元から私がアニメで「D.C.Ⅱ セカンドシーズン」まで見ていることをご理解ください。
ちなみに今回私がプレイしたのはD.C.Ⅱプラスコミュニケーションです。
総勢十二人のキャラクターを攻略するのには骨が折れましたですorz

前作と同様に枯れない桜が起こす奇跡のお話です。
初音島という名前の一年中桜が枯れない島が舞台となっており、
時系列としては確か前作の50年後くらいだったと思います。
不思議な能力をもつ者、宇宙人や幽霊、ロボット、こういった登場キャラクターも存在します。

主人公である桜内義之には、手の平から和菓子を出すだけの魔法と、
他人の夢を見る力があります。
そんな主人公が初音島内で出会った女の子や仲良しグループと過ごす、
とある冬の恋愛アドベンチャーゲームです。

シナリオに関して思ったことは、ルートによって面白さがかなり変わるといったことです。
追加キャラであるエリカ、委員長、まゆき、茜のシナリオは、言い方は悪いかもしれませんが、
あまり面白いとは感じることができませんした。
…ぶっちゃけますと、プレイ後の印象は普通でした＞＜
一方、朝倉姉妹、小恋、ななか、杏、美夏のシナリオには、
物語に引き込むだけのものがあるように思います。

雰囲気ですが、共通シナリオ部分でドタバタ感を出しつつ、
個別シナリオでシリアスな展開、といったオーソドックスな泣きゲーです。
ただ序盤のアップテンポ調な文章は、
明るい雰囲気こそあれど笑えるようなユーモア溢れる文章というわけではありません。

さて、攻略順についてですが、
きちんと順番にロックがかかっているのでネタバレの心配はいりません。
いきなり朝倉姉妹は攻略できないはずです。

参考までに私の攻略順をあげますと、
まゆき、エリカ、茜、委員長、杏、美夏、ななか、小恋、音姫、由夢、アイシア、まひる、
でございます。

お気に入りキャラクターは、ななかと杏と朝倉姉妹でございますです(^^)
ルートのクオリティは朝倉姉妹がダントツだったように思います！！！
とくに音姫ルートは一番感動的で、私は唯一泣きました！！！
アニメで内容を知っていても泣けてしまうのです、、。
それくらい心に響く良い内容でした。

逆に委員長ルートはプレイしていて一番つらかったです。
キャラが多すぎると、プレイヤー的にはどうしても興味がわかない攻略キャラが出てしまいます。
…私にとってはそれが委員長で、それゆえ感情移入しにくかったです。

イラストは前作に比べてだいぶ綺麗になったように見受けられました。
杏の頭の位置に少しだけ違和感を覚えましたが、
あまりグラフィックを気にしない私にとっては問題なかったです。

音楽も素晴らしかったです。
OP、ED、挿入歌、ボーカルつきの曲が複数あるのですが、良い曲が多いと思います。
BGMにもいくつか気に行った曲がありました。

さて、本作最大の問題点がシステムだと思います！！
スキップ機能の未読と既読設定ができないのです、、。
未読部分だとイベントの冒頭で一応スキップが止まるような仕組みになってはいるのですが、
内容が似ていて既読と勘違いしスキップすると、未読でもとばしちゃうんですよ。
しかも既読であっても、選択肢で絶対にスキップが停止するのです。

例えばですが、選択肢が三個あったとします。
一週目でどれを選んだか覚えていなかったとします。
スキップでその選択肢まで飛んだあと、選択肢を選びます。
冒頭を読んで、既読だと思ってスキップします。
似ているのは最初だけで、未読でした。

…みたいな感じになったりしちゃいました。
スキップ機能くらいはなんとかして欲しいです。

あと目覚まし予報がある分、目覚ましをかける時間設定は前作より分かり安くなったのですが、
場所選択みたいに一目で攻略キャラの朝の時間が分かると助かりますね。


総評ですが、悪くない出来だと思います。
むしろ物語の核となる朝倉姉妹のシナリオが良いので、
全体的にはプラスイメージかもです。

私が「ダ・カーポ」というシリーズ作品において一番凄いと思うのは、
ファンタジーでもなく、リアルでもない、そんな世界設定にも関わらず、
プレイヤーが「普通」だと感じれる程に、物語内の違和感をなくしている点です。
上手くプレイヤーがハマることができれば、かなり化ける作品です！

前作が好きだった人はプレイして外すことはないと思います！
私のようにアニメから入るのもありかもしれませんです！

最後に。
さくらさんと純一の散髪シーンとか大好きです！！！！(*^v^*)

ランクA-!