5 -ファイブ-（RAM）

ビジュアルアーツの泣きゲーになります！

今回ファイブというゲームをプレイしてみました！

この作品、ゲーム内の季節は冬となっています。

とある田舎の冬の物語です。ちなみに主人公の生活環境は牧場です。笑

シナリオライターはクラナド、ALMA等を書かれた魁さんが担当しています。

主人公は妹の愛理と二人で、父の知り合いが管理している牧場を訪れます。

父の計らいで、その牧場にしばらくの間過ごすことになります。

慣れない雪国でも、妹と二人楽しく過ごす主人公。

牧場の管理者である楓さんからバイクを借りたことで、主人公の行動範囲は広がります。

そして牧場の近くの町で、禰々（ねね）、ほのか、という姉妹と知り合います。

愛理、楓、禰々、ほのか、

ヒロインである４人の、四つの物語が本編内で描かれています。

しかしながら、タイトルはファイブとなっています。

各ヒロインを攻略した後に現れる、「５」という五番目のストーリーが物語の核心になります。

共通シナリオはアップテンポで、とても明るい雰囲気で進められていきます。

とくに妹愛理と主人公の会話は、お互いを貶し合う二人が楽しそうで、

ニヤニヤしながら私はプレイしていました。

一方の個別シナリオでは若干シリアスな雰囲気となります。

謎が残されたままでのエンディングとなるため、

「５」を見るまでは解らないところもあると思います。

推奨攻略順は、

愛理、楓、禰々、ほのか、

の順です。

とくにほのかシナリオは五番目のシナリオとの関係が一番深いため、最後が良いと思います。

ちなみに私は、愛理シナリオで愛理のセリフに感動し、ほのかシナリオでは邦衛（禰々、ほのかの父）さんにポロリと泣かされてしまいました＞＜

グラフィックも綺麗で私好みのイラストでした。

皆さんは「別に似てないのに…」と思われるかもしれませんが、何故か有葉さんのイラストを思い出しました。笑

立ち絵の表情変化はかなりグッドでした！

プチッとキレている愛理や、あわてたほのかの表情等、

登場人物の感情をイラストできちんと表現できていると思います。

そして寝間着も最高でした！

とくにほのかの寝間着姿は、微笑ましくてかなりお気に入りの立ち絵です！

音楽も神秘的な曲、パッと明るい曲、その場の空気を美味く表現されていたと思います。

さりげなく、痲枝さんがサウンドを担当しているようです。

キャラの個性はやや強めです。

「ほにょ～」が口癖だったり、「ボク」っ娘な妹だったり、嫌いな方もいらっしゃるかもです。

声優さんの演技は素晴らしかったと思います。

元気な声、間の抜けた声、悲しい声、どれも違和感なかったです。

さて、このゲームを終えてですが、

私の素直な感動と致しまして、「埋もれた良作」といったところです。

有名になった良作も多々ありますが、この作品は心なしかあまり名前を聞きません。

…私の思いすごしかもですが。(^^；)

もう少し有名になっても良いかもしれません。

私にとっては十分楽しめる内容でした！

あっ、個人的な感想ですので、人によっては名作になり得るのかもしれません。

なお、この作品は森の精霊や神様、巫女などが登場します。

…好みが別れそうです。

万人受けはしない設定だと思いますが、

気にならないという方はプレイしてみるのも良いかもです。

最後にポツリと内容に関する疑問を、、。

「５」シナリオで回収される、各キャラのグラフィックってどういう意味なんでしょう。

あと愛理ルートでの謎の回想など、理解しきれない頭の弱い私がいますorz

ランクB+!